一緒に生きたい

R恵の結婚式の日、彼からメールが届いた。

『今日泊まりに来ないの？ムショウに会いたいよ』

ここ一週間の彼は忙しく、私は私で結婚式の準備でバタバタしてて、お互いが思うように連絡が取れてなかった。
私はあまり連絡をくれない彼にスネて、意地張ってわざとメールを返さなかったりもしたんだけど。

でも↑の彼のメールで自分自身も限界なんだって気づいて、二次会が終わってから会いに行ったの。

彼の地元に着いて、すぐ居酒屋へ。

そこでは今日の結婚式のこと、彼の友達の話、彼の忙しさなんかを話した。
だんだん仕事の話になって、私が今思っている就活に対する悩みを打ち明けた。衝撃を受けたバイトの店長の話もした。自分は今、2つの道で迷っていてどうしたらいいのかわからないことも話した。

彼のアドバイスとしては、結局はやりたいことをするべきだということ。
わかってはいるけど…と私はスッキリしなかったの。

私は挑戦したいけど踏み出せない気持ち、大卒を活かしたい気持ちの他にもう1つ考えがあったから。

それは彼と結婚すること。

今年の4月に真剣な顔で結婚したいと言われた。
意思があることをちゃんと伝えてくれたことがすごく嬉しくて、私も同じ気持ちだと伝えた。

そして9月の終わりには、就活のことで混乱していた私に「卒業したら俺と結婚するのかと思ってた」と言ってきた。普段から結婚、結婚と言っているわけではない彼が、ポンッとそんなことを言うと、本当に私とのことを考えてくれてるんだぁって改めて感じたの。

だから私の中で、卒業したら結婚して、パートにいくような生活も頭の中多少あった、っていうのが本音。

でも就活する状況が日に日に現実になってきて、結局あのときの言葉はそのまま放置されてるみたいだった。
私が冗談半分で「2人で暮らすために貯金でもしよっか」って言っても、あんまり乗り気じゃない顔で、話も具体的にはならなかったから。

だから心のどこかで就活しないで結婚しようって言われたかったのかもしれない。そんなもどかしさがあったの。

でもね、居酒屋から彼の家に戻ってきて2人で寝転がった時、突然、大好きだよ…なんて言ってきたの。
結婚したい。
本気で一緒に暮らしてみようかって言ってくれたの。
その為に、ちゃんとお金貯めようって。

私はもう嬉しくて泣いちゃったよ。
それを見た彼は驚いて、「やましい事があるから申し訳ないって泣いてるの？浮気してるの？」って疑ってた(笑)
それくらい大泣きしちゃったよ。

何かに踏み出したわけじゃないけどね。
大きな安心感に包まれた気がしたんだ。
私、これから頑張ろうって心に誓ったんだ。

泣いたりしてゴメンネ。大好きだよ。